今、そばにいたかったよ

あなたがただ唯一、なにも考えずなにも話さず。
安心して身を任せて委ねられる時間。

役割もプレッシャーも全て脱ぎ捨てて、素のあなたの顔になる場所。

それが、わたしだと思っていた。

あなたには、わたしが必要だと。

ずっとずっと必要だと思っていた。

あれから1年、もっと忙くなり更に輝くステージにいるあなたをテレビ越しでしか見る事ができない。

今、あなたのそばにいたいよ。

あなたがただ身を投げ出す唯一の場所でありたい。

言葉を交わさなくても、伝わった思い。


今はなにも聞こえない。

たまな運んでくる風は、わたしを懐かしく思うあなたの思い。

わたしは。

あぁ。今年もまだあなたを過去にできないでいる。

さよならを言わない残酷なあなた。

始まりもないから、終わりもない関係。